Pythonを使った副業にチャレンジしてみたいけど、案件獲得までの道のりや学習方法、獲得方法が分からないと悩んでいませんか?
この記事では、Pythonスクレイピング案件を獲得するための具体的な手順を紹介します。
この記事を読めば、ゼロからPythonの勉強を始める人でも、3ヶ月でスクレイピング案件を獲得できるようになりますよ!
実際に案件を獲得できている方もいるので、ぜひ本ロードマップのとおりに行動してみてください!
クラウドワークスのスカウトで来たスクレイピング案件、受注出来ました!よっしゃ〜💪
— ヨッピー🐥プログラミング未経験のアラフォーがPython副業にチャレンジする過程を発信🔥 (@around40python) March 27, 2023
成果物のサンプルを見せたので、早めに話がまとまったのかな〜
はやたすさん(@hayatasuuu )
副業3件目受注出来ましたことを報告いたします!#駆け出しエンジニアと繋がりたい#プログラミング勉強中 #副業

Pythonスクレイピング案件獲得ロードマップ【4ステップで解説】

Pythonスクレイピング案件獲得ロードマップは、以下の4ステップになります。
- Python/HTML/CSSの基礎を学ぶ
- スクレイピングの基礎を学ぶ
- 過去に掲載されていた案件でスクレイピングしてみる
- 案件に応募する
それぞれ順番に解説しますね。
手順①:Python/HTML/CSSの基礎を学ぶ
そもそもスクレイピングとは、Web上からデータを抽出する技術です。
そのためPythonの学習はもちろんのこと、Webページを構成しているHTML/CSSもあわせて学習します。
Pythonの基礎学習でおすすめの教材
Pythonの基礎学習は、僕のYouTubeで十分だと思います。
本や動画教材を使っても良いですが、スクレイピング案件をこなすには工数が重たすぎます。
あくまでスクレイピング案件の獲得が目的なので、Pythonの基礎学習はサクッと済ませてしまいましょう。
HTML / CSSの基礎学習でおすすめの教材
HTML / CSSの学習にはProgate(有料980円)がおすすめです。
>>>HTML & CSS | プログラミングの入門なら基礎から学べるProgate[プロゲート]
HTML&CSSコースは全4レッスンありますが、「HTML&CSS 初級編」と「HTML&CSS 中級編」だけ学習すれば十分だと思います。
基礎学習のコツは、覚えようとしないこと
なお、PythonやHTML/CSSの基礎を勉強するときは、文法を覚えようとせずにサクサク進めてください。
1つずつ時間をかけて覚えていくのではなく、何回も繰り返して体に染み込ませるイメージです。
プログラミングは使っていれば慣れる、使わなければ忘れる。本当にこれだけです。
手順①は1週間くらいで終える気持ちで挑みましょう。少しくらい理解できていない内容があっても問題ありません。
手順②:スクレイピングの基礎を学ぶ
1週間くらいかけてPythonやHTML/CSSの基礎を学んだら、すぐにスクレイピングの勉強を始めましょう。
まずはYouTube(無料)がおすすめ
スクレイピングの基礎学習には、僕のYouTubeがおすすめです。
全14回のレッスンになっていて、3〜4時間あれば全ての動画を視聴できます。
最終的には次で紹介するUdemy講座の内容が大事になるので、こちらサクサク進めていきましょう。
「Webスクレイピングを学ぶと、こんなことを実現できるんだな」と把握できるくらいで大丈夫です。
Udemyで実践スキルの習得
次に以下のUdemy講座で、スクレイピング案件をこなすために必要なスキルを身につけます。

>>>【4つの実案件で学ぶ】Python Webスクレイピング完全パック | BeautifulSoup, Selenium
この講座では、スクレイピングの基礎を解説するだけでなく、演習問題を使って学んだことをアウトプットできるようになっています。
結局のところ、プログラミングは自分でコードを書かないと身につきません。
講座内で登場する4つの案件にチャレンジしながら、いまのうちにコードを書けるようになっておきましょう。
ちなみに、BeatutifulSoupでデータ抽出するときは、CSSセレクタの利用をおすすめします。
なぜならfind()
メソッドだと、HTMLタグによっては取得するのが難しくなるからです。
それにCSSセレクタだけマスターしてしまえば、正直find()
メソッドは必要ありません。
データさえ取得できれば良いので、CSSセレクタを使ったスクレイピングだけ極めていきましょう。
補足:他の学習は必要ありません
実はスクレイピングでデータ抽出するとき、find()
を使ったHTMLタグの指定やCSSセレクタ以外にも、XPathを指定する方法があります。
ですが、XPathの指定方法は習得しなくて大丈夫です。
CSSセレクタさえ使いこなせれば、問題なく要素を取得できます。
また今回はBeautifulSoup
やSelenium
を使ったスクレイピングを紹介していますが、Scrapy
というフレームワークを使う方法もあります。
でもScrapyは学習コストが重いし、スクレイピング案件をこなす上では明らかにオーバースペックです。
そのためXPath同様、学習する必要はありません。
今回の学習ロードマップで学んだスキルさえあれば、ほとんどの案件はこなせるようになっています。
ScrapyやXPATHを学習することで案件獲得が1ヶ月先延ばしになるなら、さっさと必要最低限の知識で案件に挑戦していきましょう。
手順③:過去に掲載されていた案件でスクレイピングしてみる
CSSセレクタの基礎を習得して、Udemyで紹介されている過去の案件にチャレンジできたら、次は自分で別の案件に着手してみましょう。
その理由は、以下の2つです。
- 案件に挑戦できるレベルか確認するため
- ポートフォリオを作成するため
よく「案件獲得にはどれくらいのスキルが必要ですか」と聞かれますが、それはWebサイトによって違うから一概に回答することができません。
そのため案件獲得レベルに到達したいなら、実際に案件にチャレンジしてみて、自分でコードを書けるかどうか確認するのが最も効果的です。
また過去の案件に挑戦すれば、そこでの成果物をポートフォリオにできます。
一石二鳥になるので、ぜひ過去に掲載されていた案件でスクレイピングしてみてください。
補足:案件獲得にはクラウドソーシングを使おう
なお案件を獲得するには、以下のクラウドソーシングを使いましょう。
お客さんによって発注先のプラットフォームが違うので、案件の獲得を逃さないためにも、上記はすべて登録しておいてください。
ちなみにどのプラットフォームでも、
- 仕事や案件を探すタブに切り替えて
- 「スクレイピング」とキーワード検索する
ことでスクレイピング案件を探せます。
ココナラの場合

ランサーズの場合

もし検索が面倒であれば、以下のページをブックマークしておきましょう。
各プラットフォームで「スクレイピング」と検索したページに遷移できるようになっています。
手順④:案件に応募する
あとは実際に案件に応募するだけです。
ですが案件に応募する前に、以下の必要な情報はまとめておきましょう。
- ポートフォリオをまとめる
- プロフィールを作成する
- 提案文を用意する
準備ができたら、先ほどお伝えしたクラウドソーシングサイトで案件に応募します。
このようにスクレイピング案件を獲得するまでの手順は驚くほどシンプルです。
でもおそらく「どうやって案件を獲得すれば良いんだろう?」と感じている人もいると思います。
そこで次にスクレイピング案件を獲得するためのコツを3つほど紹介します。
【有料級】Pythonスクレイピング案件獲得の3つのコツ

Pythonスクレイピング案件を獲得するなら、最低限でも以下3つのコツをおさえておきましょう。
- 即レスを心がける
- プロフィールを作り込んでおく
- 提案時にデータを提出する
それぞれ順番に解説します。
即レスを心がける
クライアントとのやりとりは、即レスを心がけましょう。
「そんなの当たり前でしょ…」と思われるかもしれませんが、意外とできない人が多いです。
ちなみに僕がスクレイピング案件をこなしたときは、1〜3分以内に返信していました。
ここまで早いレスは必要ないですが、それでも案件獲得前や実績がないうちは、数時間以内の返信を心がけたいです。
特に実績がないうちは、クラウドソーシングで良い評価をもらっておくことが重要になります。
ですので、
- できれば数時間以内に返信する
- 相手から聞かれる前に進捗を共有する
- 追加情報を求められたらすぐに共有する
など、クライアントが不安に感じないように仕事を請け負いましょう。
僕も人を雇用する立場になったから分かりますが、意外と即レスするだけでも喜ばれますよ。
プロフィールを作り込んでおく
各クラウドソーシングに登録したら、プロフィールを作り込んでください。
なぜなら、プロフィール検索をかけて直接依頼してくるお客さんがいるからです。
「え、そんなことあるの…?」と思われるかもしれませんが、
案件発注の説明文を書くのが面倒だから、それなら直接コンタクトをとってしまおう
と考える人は少なからずいます。
直接依頼を逃さないためにも、ちゃんとプロフィールを作成しておきましょう。
プロフィールに掲載する内容としては、
- 自己紹介・経歴
- 専門分野・得意なこと
- 過去の実績・ポートフォリオ
- 連絡方法
- 稼働可能時間
あたりを書いておくと良いです。
また、以下の準備も済ませておきましょう。
- アイコンやヘッダーの設定
- 本人確認
- NDA(機密保持契約)の締結
これらを設定しておくと、発注側から見たときの安心感が担保されます。
提案時にデータを提出する
もし募集ページにサイトURLが記載されていたら、先にデータを取得してから案件に応募しましょう。
正直この方法が一番効果あると思います。
なぜかというと、データを取得できているなら、あえてそのオファーを断る理由がないからです。
そもそも人は「悩みや困りごとを解決できそうだ」と感じたときに、その商品・サービスを得る対価としてお金を払います。
「とてもじゃないけどコピペではデータ収集できないな…」と考えてるとき、目の前にデータを持ってきた人が現れたら…。
思わず「お願いします!」と言っちゃいますよね。
ですので、もし募集ページにURLが掲載されていたら、サクッとスクレイピングしてデータを取得した状態で応募しましょう。
すべてのデータを取得する必要はなく、数十件ほど取れてイメージを掴める状態になっていれば大丈夫です。
募集ページにURLが記載されていないとき
もし募集ページにURLが記載されていなければ、1時間くらいでプロトタイプを作るのも有効です。
案件に応募するとき提案文に、
URLを頂ければ、無償で数十件のデータを取得してみますよ。サイト構成によりますが、最短1時間ほどで提出可能です。
と書いてみましょう。
相手からするとリスクなくアウトプットをもらえるので、これも断れないオファーになります。
プロトタイプを1時間で作れるようになるには
素早くプロトタイプを作れるようになるには、普段から以下を意識して練習すると良いです。
- 結局、毎回やることは一緒
- CSSセレクタだけ分かればOK
結局のところ、Pythonでスクレイピングする手順は毎回おなじです。
- サイトURLにアクセスして、
- 取得結果をBeatutifulSoupでHTMLを解析して
- 欲しい要素を抽出する
しかも上記のうち、手順②に関してはsoup = BeautifulSoup()
で毎回固定です。
そう考えると、スクレイピングのコードはテンプレ化しておいて、「サイトURL」と「取得対象」だけ変更すれば素早くコーディングできます。
このテンプレ化を意識するためにも、HTMLの解析方法を固定するのがおすすめです。
具体的にいうと、僕はCSSセレクタだけ習得することを推奨しています。
find()
メソッドやXPath
の学習は、とりあえず一旦は必要ありません。
CSSセレクタが分かると、Seleniumを使うときも同じ方法でデータ抽出できます。
Pythonスクレイピング案件を獲得する上でよくある質問

最後によくある質問に回答しておきます。
よくある質問①:どれくらいのスキルレベルがあれば良いですか?
案件で指定されているWebサイトによるので、「定量的にこれくらい」と示すのは難しいです。
そもそもプログラミングに限らず、これができればOKみたいなスキルってないと思います。
例えば寿司職人になりたいと思ったとき…
どれくらい寿司を握るのがうまかったら寿司職人になれるんでしょうか?
じゃあラーメン屋さんを開業したいなら、どれくらいラーメンを作るのが上手ければ良いんでしょうか?
正直分からないですよね。強いていうなら「お客さんが満足したら」が答えになると思います。
でもどれくらいのスキルがあればお客さんが満足するかなんて分かりません。
なぜならお客さんによって味の好みは違うからです。
スクレイピング案件も同じで、これくらいのスキルがあれば絶対に案件を獲得できるとかないです。
強いていうなら「お客さんが求めるデータを取得できるくらい」が答えになります。
でもそれだと答えがフワッとしてしまい、なかなか学習を継続するのも難しくなってしまいますよね。
そこで過去に掲載されていた案件で腕試ししてみて欲しいんです。
もし案件を見つけられなければ、僕のUdemy講座で実案件にチャレンジしてみるのも良いと思います。

>>>【4つの実案件で学ぶ】Python Webスクレイピング完全パック | BeautifulSoup, Selenium
よくある質問②:案件を獲得できるか不安です…
これに関しては、最初から獲得できると思わない方が良いです。
なぜなら、他にも色々な人が応募していて、必ずしも選ばれるとは限らないからです。
じゃあスクレイピング案件を獲得するのは無理じゃん…
そう思われるかもしれませんが、正直どんな業界でも同じだと思います。
動画編集やWebライターなら1つの案件に20人以上は応募者が集まります。
YouTubeやブログをやるにしても、同じジャンルで発信している人なんで数百人単位でいます。
だから競合がいなくて、誰もやっていない市場なんてありません。
「案件を獲得できたらラッキー」くらいの気持ちで、でもいつでも案件に応募できるように、日頃から準備だけしておきましょう。
よくある質問③:獲得したあとに納品できるか不安です…
そもそも案件の応募時に、どんなサイトでどんなデータを取得したいのか聞いてみましょう。
その上ですぐに着手できそうか試してみて、無理そうなら受注しなければ大丈夫です。
相手先の企業さんもそこまで暇ではないので、誰が案件を断ったかなんて覚えてないし、断られても何も気にしていません。
案件獲得に向けて、スクレイピングを勉強しよう!

というわけで、本記事では「スクレイピング案件獲得ロードマップ」について紹介してきました。
この記事を読み込んで、ぜひスクレイピング案件を獲得してくださいね!
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音声なら空き時間に聞き流しもできるし、ぜひ毎日の学習に役立ててみてください。
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