
データサイエンティストって文系でもなれるの?



文系でもデータサイエンスの数学って学習できるの?
といった悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
結論、文系出身でもデータサイエンティストになれますが、進め方を間違えてしまうと、数年経っても実現できない可能性が高くなります。
そこで本記事では、文系出身者がデータサイエンティストになるために必要な知識や情報、ロードマップを解説します。






【結論】データサイエンティストは文系未経験でもなれる
文系出身者でもデータサイエンティストになれる理由は、下記3つです。
- 数学やプログラミング技術は手段だから
- ビジネス力を強みにすればいいから
- コミュニケーション能力を活用できるから
くわしい理由について解説するので、ぜひ一読ください。
理由1:数学やプログラミング技術は手段だから
文系出身でもデータサイエンティストになれるひとつ目の理由は、数学やプログラミング技術は手段だからです。
データサイエンティストの仕事は、データを活用してビジネス上の課題を解決することです。つまり、企業の売上を増やす役割を担います。



データサイエンティストが活用する、データ分析や機械学習、統計学は解決するための手段でしかありません。
もちろん数学の知識やプログラミング技術は必要です。
しかし、未経験からデータサイエンティストに転職するときは、高度な数学の知識を求められるケースはほとんどありません。


理由2:ビジネス力を強みにすればいいから
文系出身でもデータサイエンティストになれる2つ目の理由は、ビジネス力を強みにすればいいからです。
そもそも、データサイエンティストには下記3つのスキルセットが求められます。
- ビジネス力:データを活用してビジネス上の課題を解決する力
- データサイエンス力:統計学や機械学習について理解して活用する能力
- データエンジニアリング力:データを収集したり加工したりして、データサイエンスを活用できる実装・運用する力
データサイエンティストのスキルは、社会人で身につくケースがほとんどです。
そのため、社会人経験を積んでから、データサイエンティストに転職する文系未経験者は多くいます。
データサイエンティストのスキルセットについては、下記記事で解説しています。


理由3:コミュニケーション能力を活用できるから
文系出身でもデータサイエンティストになれる最後の理由は、コミュニケーション能力を活用できるからです。
文系出身の人は、ビジネス力やソフトスキルが高い傾向にあります。その中でも、コミュニケーション能力が優れているのも特徴です。
データサイエンティストの仕事は、一日中パソコンを操作するのではなく、下記のような業務を実施します。
- お客さんや関係部署に課題をヒアリング
- 分析を進める過程でわからないことがあれば質問
- 分析の途中経過を報告
- チームメンバーで分析方針を決定



当サイトを運営するはやたすも、実務経験8ヵ月で独立しました。1番最初の案件では、募集要項4つのうち1つしか満たしていませんでした。



でも、スキルではなく、コミュニケーション能力を評価されたから採用されました。
この経験や知識をもとに、TechFrontier(テクフロ)を運営しています。
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データサイエンティストに向いてる文系出身者の特徴
続いては、データサイエンティストに向いている文系出身者の特徴について解説します。
下記に該当する方は、特に向いている傾向にあるので、ぜひ参考にしてください。
- 論理的思考力が高い人
- 好奇心旺盛で学習意欲がある人
- キャッチアップ能力が高い人
- 地味な作業を継続できる人
- 問題解決能力が高い人
それでは、それぞれの特徴について理由を説明していきます。
論理的思考力が高い人
データサイエンティストに向いてる文系出身者の特徴ひとつ目は、論理的思考力が高い人です。
なぜなら、データサイエンティストは問題を分解して仮説を立て、データ分析して課題を解決する必要があるからです。
論理的思考力が高い具体的な人は、下記があげられます。
- 物事を順序立てて考えるのが得意
- 「これはなぜなんだろう」と深掘りするのが好き
- 複雑な問題を分解整理するのが得意
論理的思考力が高い文系出身者は、データサイエンティストとして活躍できる傾向があるため、挑戦してみてはいかがでしょうか。
好奇心旺盛で学習意欲がある人
データサイエンティストに向いてる文系出身者の特徴2つ目は、好奇心旺盛で学習意欲がある人です。
その理由は、データサイエンスは学習しなければいけないスキル・知識が多いからです。
たとえば、データサイエンスは下記のスキルや知識が習得なければいけません。
- Python
- 機械学習
- 統計学
- 数学
- ITの知識
また、データサイエンスは日々進化しているため、新しい知識の学習を続ける必要があります。
そのため、好奇心旺盛で学習意欲がある文系出身者は、データサイエンティストに向いているといえるでしょう。
キャッチアップ能力が高い人
データサイエンティストに向いてる文系出身者の特徴3つ目は、キャッチアップ能力が高い人です。
なぜなら、データサイエンスの世界は日々進化を続けるからです。
システムの進化によっては、コードが変わるときもあり、そのままだとプログラムが動かなくなる可能性もあります。
地味な作業を継続できる人
データサイエンティストに向いてる文系出身者の特徴4つ目は、地味な作業を継続できる人です。
その理由は、内部の細かい作業を実施するからです。
データサイエンティストは、データの表記揺れを直したり、特徴量を丁寧に作ったりします。実際に制作しても、機械学習モデルの精度が改善しないケースもあります。
問題解決能力が高い人
データサイエンティストに向いてる文系出身者の特徴5つ目は、問題能力が高い人です。
なぜなら、データサイエンティストの仕事は、データを活用してビジネス上の課題や問題を解決することだからです。
Pythonやデータサイエンスの学習をしても、スキルが習得できなくて放置する方は多くいます。
しかし、日頃から「どうすれば問題解決できるのか」と考える人は、文系出身でもデータサイエンティストに向いています。
文系未経験者がデータサイエンティストになるには
ここからは、文系未経験者がデータサイエンティストになるための方法について解説します。
文系出身で未経験の方は、まず下記5つの行動が必要です。
- 6つのスキル・知識を習得する
- 資格を取得する
- 独学で勉強する
- 大学や専門学校で学習する
- スクールを受講する
それぞれの行動について、くわしく解説していきます。
6つのスキル・知識を習得する
文系未経験者がデータサイエンティストになるには、下記6つのスキル・知識を習得する必要があります。
- ビジネス力
- データサイエンス力
- データエンジニアリング力
- 統計学や分析の知識
- SQLの知識
- 機械学習の知識
データサイエンティストの仕事では、上記のスキルと知識はすべて活用します。始めからすべて求められるわけではありませんが、把握しておくと良いでしょう。
くわしい内容については、下記記事で解説しています。




資格を取得する
文系未経験者がデータサイエンティストになるには、資格の取得も手段のひとつです。
資格よりも、実践で活用できるスキルが第一優先ですが、下記の取得は採用時に評価されやすくなります。
- 【第1位】統計検定2級
- 【第2位】基本情報技術者試験
- 【第3位】E資格
- 【第4位】LPIC(エルピック)・LinuC(リナック)
- 【第5位】AWS・GCP
それぞれの資格については、下記記事でくわしく解説しています。YouTubeでも説明しているので、動画でみたい方は、ぜひご視聴ください。


独学で勉強する
文系未経験者がデータサイエンティストになるには、独学での勉強も必要です。
もちろん、正しいやり方で進めるのが1番効率的ですが、「まずはやってみる」ことも大切です。
データサイエンスのおすすめのスクールは、下記記事をご覧ください。


大学や専門学校で学習する
文系未経験者がデータサイエンティストになる方法では、大学や専門学校での学習もあげられます。
社会人として働いて、状況的に難しい人は、他の選択肢を取りましょう。
スクールを受講する
文系未経験者がデータサイエンティストになる最後の手段は、スクールの受講です。
スクールでは、データサイエンティストになるための最短距離を理解できます。
ただし、高額な料金を支払い、動画教材のみで終了するスクールもあるため、見極めが大切です。
当サイトを運営するTechFrontier(テクフロ)は、業界初の実践型Python×データサイエンススクールを開講しています。
成果にコミットしたサポートや結果が出る環境を用意しているのも特徴です。その結果、文系出身の未経験者でも1年以内にデータサイエンティストへの転職に成功しています。
TechFrontier(テクフロ)の詳細が気になる方は、下記公式LINEでくわしく説明しているので、ぜひご登録ください。


文系未経験がデータサイエンティストになるロードマップ
文系出身者で未経験の方がデータサイエンティストを目指す場合は、下記のロードマップで進めるのがおすすめです。
- 実践中心でデータサイエンスを学習する
- SIGNATEまたはKaggleでメダルを獲得する
- 統計検定2級を取得する
- 実務データに触れる経験をする
各ステップでなにをすべきなのか、くわしく解説していきます。






【STEP1】実践中心でデータサイエンスを学習する
ステップ1では、まず実践に触れます。なぜなら、高校数学や統計検定2級の勉強をしても、活用場所がわからず、すぐ忘れてしまうからです。
データサイエンティストの学習で大事なのは、実践をして、どのタイミングで必要なのかを体験することです。
実践では、SIGNATEまたは、Kaggleでメダルを獲得するのを目標にしましょう。
SIGNATE・Kaggleとは、企業やサイトから提供されたデータを利用して、参加者同士が機械学習モデルの精度を競い合う分析コンペに挑戦できるプラットフォーム


【STEP2】SIGNATEまたはKaggleでメダルを獲得する
ステップ2では、SIGNATEまたはKaggleで、メダルを獲得するまで学習します。コンペでメダルを獲得すると、転職活動も有利に進められます。
一見難しそうに思えますが、コンペで上位10%以内の成績を収めると、順位に応じたメダルを獲得できるのが特徴です。
分析コンペでメダルを獲得するには、下記5ステップが欠かせません。
- Pythonの基礎を勉強する
- データサイエンスの全体像を把握する
- データサイエンスで必要な最低限の基礎を勉強する
- Kaggleに入門する
- SIGNATEもしくはKaggleでコンペに挑戦する
焦らずひとつずつ実践できれば、メダル獲得に大きく近づきます。
より具体的な手順を理解したい方は、下記YouTubeで解説しています。
【STEP3】統計検定2級を取得する
ステップ3では、統計検定2級の資格を取得します。
統計検定2級とは、統計学の基礎的な素養があるか確認する資格試験
統計検定2級のレベル感は、大学1〜2年生で学習する統計学の知識です。



もし、他の資格を検討している方は、統計検定2級だけで問題ありません。
なぜなら、統計検定2級以外の資格は、転職時のアピールにならないからです。
統計検定2級だけでも、データサイエンスに必須の統計学の知識を証明できます。また、コンペでメダルを獲得した実績のほうが、転職活動で評価されます。


【STEP4】実務データに触れる経験をする
文系未経験者からデータサイエンティストになる最後のロードマップでは、実務データに触れる経験をします。
たとえば、下記のような実務経験があげられます。
- 過去の売上データを集計し、「時間帯」「季節」「顧客の属性」などの売上の違いを分析する
- 過去の販売データと在庫データからExcelで簡単な予測モデルを作成する
- 実際のデータ分析をしたあと、業務改善の施策に落とし込んで実行する経験をする
どんな形式でも、業務改善のためにデータを利活用した経験は、転職で有利な実績となります。
ここまでのステップができれば、文系未経験者でもデータサイエンティストに転職できる可能性はかなり高まります。


文系出身者がデータサイエンティストを目指すときの注意点
ここまで文系出身者がデータサイエンティストになるための流れについて解説しましたが、抑えておくべき注意点もあります。
それは、独学でデータサイエンスの学習を進めると、最低2年以上は必要である点です。
データサイエンティストは、データサイエンス力・ビジネススキル・データエンジニアリング力など、多くのスキルが求められるため、時間がかかります。
一方で、データサイエンスのスクールを受講すれば、半年〜1年でデータサイエンティストに転職できる可能性が高くなるのです。
TechFrontier(テクフロ)では、受講生の結果を出すために、実践中心型のカリキュラムを提供しています。



その結果、下記のような成果が出ています。気になる方は、ぜひ下記受講生実績をご覧ください。


文系がデータサイエンティストを目指すときの質問と回答
文系がデータサイエンティストを目指すときの質問について回答していきます。
文系がデータサイエンティストを目指すときの講座はありますか?
TechFrontier(テクフロ)は文系未経験からでもデータサイエンティストを目指せるスクールです。
文系出身者がデータサイエンティストを目指すときに資格は必要ですか?
統計検定2級だけ取得していれば問題ないでしょう。
文系でもデータサイエンティストの数学の勉強はできますか?
正しい手順を理解していれば、文系でもデータサイエンスの数学について学習できます。


データサイエンティストの勉強でおすすめの本や教材はありますか?
データサイエンティストの勉強で本や教材を探している方は、下記記事をご覧ください。


文系からデータサイエンティストへの転職は実現可能
本記事では、文系からデータサイエンティストになるための方法について網羅的に解説しました。
おそらく、「やっぱり難しそう」「独学で進められるか不安」といった思いをもつ方が多いのではないでしょうか。
スクールで学習できれば、データサイエンティストになる期間を1年以上時短できるため、大きな価値となるでしょう。
当サイトが運営するTechFrontier(テクフロ)は、「スキルが定着しない」といった悩みも解決したスクールです。
ただし、審査制のスクールとなるため、必ず受講できるわけではありません。
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