データエンジニアに転職する際、取得していると採用率が高まる資格があります。一方で、関係ない資格は取得しても評価されないため、時間とお金を浪費するだけになってしまうでしょう。
そこで本記事では、データエンジニアの転職におすすめの資格を9選紹介します。また、採用率をさらに上げるための必要なスキル・知識、転職ロードマップを解説します。
本記事を最後まで読むことで、データエンジニアの転職に必要な事前準備がすべて網羅できるので、ぜひ参考にしてください。

データエンジニア転職におすすめの民間資格6選

早速、データエンジニアの転職におすすめの民間資格を紹介します。国家資格も紹介しますが、まずは取得しやすく、面接官に評価される資格を見ていきましょう。
基本情報技術者試験
基本情報技術者試験とは、IPA(情報処理推進機構)が実施する国家試験で、ITを活用した基礎的な知識・技術を証明するモノです。
ITスキルの難易度を客観的に判断するITSSでは、レベル2に該当しており、IT人材の登竜門レベルとも言えます。
他の資格難易度が高い感じる人は、まずは基本情報技術者試験から挑戦してみるのがおすすめです。
| 基本情報技術者試験 | |
| 問題数 | 科目A:60問科目B:20問 |
| 出題形式 | 科目A:多肢選択式(四肢択一)科目B:多肢選択式 |
| 試験形式 | CBT方式 |
| 試験時間 | 科目A:100分科目B:20問 |
| 合格ライン | 60%程度 |
| 料金 | 7,500円(税込) |
(引用元:IPA 独立行政法人 情報処理推進機構)
応用情報技術者試験
応用情報技術者試験とは、IPA(情報処理推進機構)が実施する国家試験で、基本情報技術者試験の難易度が高くなったモノです。
具体的には、経営戦略・システム戦略の設計・開発・運用の知識・技術が幅広く問われます。
ITSSでは、レベル3に該当しており、国家資格レベルとも言われています。基本情報技術者試験を取得した次のステップになるので、焦らずに取得を目指しましょう。
| 応用情報技術者試験 | |
| 問題数 | 午前:80問午後: |
| 出題形式 | 午前:多肢選択式(四肢択一)午後:記述式 |
| 試験形式 | CBT方式 |
| 試験時間 | 午前:150分午後:150分 |
| 合格ライン | 60%以上 |
| 料金 | 7,500円(税込) |
(引用元:IPA 独立行政法人 情報処理推進機構)
統計検定
統計検定とは、ビッグデータやAI、データ活用の戦略立案など、データサイエンス分野には欠かせない資格です。
統計検定は4級から1級に分類されており、転職活動で活用するなら最低2級が必要です。統計検定の具体的なレベル分けは、以下を参考にしてください。
- 1級:大学院レベル
- 準1級:大学の専門過程レベル
- 2級:大学の教養過程レベル
- 3級:高校卒業レベル
- 4級:中学卒業レベル
統計検定はITSSにおいて位置付けされていますが、2級を取得していれば、データアナリストやデータサイエンティストの転職で有利に進められます。
統計検定を取得する場合は、2級から挑戦しましょう。


ORACLE MASTER
ORACLE MASTERとは、日本オラクル社が認定する世界共通の技術者資格で、Oracle Databaseの専門知識とスキルを証明するモノです。
グレードは、「Bronze」「Silver」「Gold」「Platinum」の4つに分られており、データベースの管理・運用やSQLスキルを証明できます。
ORACLE MASTERは、データエンジニアの仕事である、データ分析基盤の設計・構築・運用に携わるため、取得して損はないでしょう。
| ORACLE MASTER | |
| 問題数 | Bronze:70問Silver:72問Silver SQL:78問Gold:68問プラチナ:不明 |
| 出題形式 | Bronze:選択問題Silver:選択問題Silver SQL:選択問題Gold:選択問題プラチナ:実技試験 |
| 試験形式 | CBT形式 |
| 試験時間 | Bronze:120分Silver:120分Silver SQL:120分Gold:120分プラチナ:1日目:9:30~17:30 2日目:9:30~17:30 |
| 合格ライン | Bronze:65%Silver:60%Silver SQL:63%Gold:57%プラチナ:不明(すべてのモジュールで合格ラインに達する必要あり) |
| 料金 | Bronze:34,300円(※税抜、2024年6月時点)Silver:34,300円(※税抜、2024年6月時点)Silver SQL:34,300円(※税抜、2024年6月時点)Gold:34,300円(※税抜、2024年6月時点)プラチナ:231,000円(※税込み、2024年6月時点) |
(引用元:ORACLE MASTER公式サイト)
OSS-DB技術者認定試験
OSS-DB技術者認定試験とは、オープンソースデータベースの略称であり、PostgreSQLに関する知識・技術を証明するIT技術者試験です。
OSS-DB技術者認定試験は、データベースを扱うデータエンジニアにとって相性の良い証明スキルになるため、前向きに取得検討を進めてもいいでしょう。
| OSS-DB技術者認定試験 | |
| 問題数 | OSS-DB Silver:約50問OSS-DB Gold:約30問 |
| 出題形式 | OSS-DB Silver:マウス選択式OSS-DB Gold:マウス選択式 |
| 試験形式 | CBT形式 |
| 試験時間 | 90分 |
| 合格ライン | OSS-DB Silver:約64%OSS-DB Gold:約70% |
| 料金 | 16,500円(税込) |
(引用元:LPI-Japan)
SnowPro Core認定資格
SnowPro Core認定資格とは、クラウドデータプラットフォーム「Snowflake」の基本的な知識と実装・運用スキルがある証明をする公式認定資格です。
データエンジニアの仕事に必要になる知識・技術が習得できるため、転職活動も有利に進められます。
| SnowPro Core認定資格 | |
| 問題数 | 100問 |
| 出題形式 | 複数選択、多肢選択 |
| 試験形式 | CBT形式 |
| 試験時間 | 115分 |
| 合格ライン | 75% |
| 料金 | 通常試験の受験料:$175 USD (税別)再認定試験の受験料:$88 USD (税別) |
(引用元:Snowflake)
データエンジニア転職におすすめの国家資格3選

続いては、データエンジニア転職におすすめの国会資格について紹介します。
民間資格よりも難易度は高くなりますが、転職活動でより評価されるので、採用率も高まります。
データベーススペシャリスト
データベーススペシャリストとは、IPA(情報処理推進機構)が実施する国家試験で、情報処理技術者試験の最高レベルに位置付けられるモノです。
国家資格ではありませんが、ITSSではレベル4に位置付けられており、国家資格の難易度と変わりありません。
データベーススペシャリストを保有していると、企業内で重宝されるため、キャリアに悩まなくなります。
| データベーススペシャリスト | |
| 問題数 | 午前I:30問午前II:25問午後I:3問午後II:2問 |
| 出題形式 | 午前I:多肢選択式(四肢択一)午前II:多肢選択式(四肢択一)午後I:記述式午後II:記述式 |
| 試験形式 | CBT方式 |
| 試験時間 | 午前I:50分午前II:40分午後I:90分午後II:120分 |
| 合格ライン | 各試験で60%以上 |
| 料金 | 7,500円(税込) |
(引用元:IPA 独立行政法人 情報処理推進機構)
ITサービスマネージャ試験
ITサービスマネージャ試験とは、情報システムの運用・保守管理の責任者として、知識・技術を証明する国家資格です。
ITSSでは、レベル4に位置し、合格率は15%前後と難易度が高いのが特徴です。
ITサービスマネージャ試験を取得していると、年収も高くなるケースが多いため、難易度が低い資格を保有してから目指すのがおすすめです。
| ITサービスマネージャ試験 | |
| 問題数 | 午前I:30問午前II:25問午後I:3問午後II:2問 |
| 出題形式 | 午前I:多肢選択式(四肢択一)午前II:多肢選択式(四肢択一)午後I:記述式午後II:論述式 |
| 試験形式 | CBT形式 |
| 試験時間 | 午前I:50分午前II:40分午後I:90分午後II:120分 |
| 合格ライン | 午前I:60%以上午前II:60%以上午後I:60%以上午後II:評価ランクAのみ合格 |
| 料金 | 7,500円(消費税込み) |
(引用元:IPA 独立行政法人 情報処理推進機構)
システムアーキテクト試験
システムアーキテクト試験とは、システム開発の要件定義・設計・開発主導の知識・技術を証明する国家資格です。
システム開発の上流工程をする際に、役立つ資格にもなるので、データエンジニアからキャリアアップしていきたい人におすすめです。
| システムアーキテクト試験 | |
| 問題数 | 午前I:30問午前II:25問午後I:3問午後II:2問 |
| 出題形式 | 午前I:多肢選択式(四肢択一)午前II:多肢選択式(四肢択一)午後I:記述式午後II:論述式 |
| 試験形式 | CBT形式 |
| 試験時間 | 午前I:50分午前II:40分午後I:90分午後II:120分 |
| 合格ライン | 午前I:60%以上午前II:60%以上午後I:60%以上午後II:評価ランクAのみ合格 |
| 料金 | 7,500円(税込) |
(引用元:IPA 独立行政法人 情報処理推進機構)
データエンジニアに必要なスキル・知識

データエンジニアに転職する際、資格も評価される要素ですが、特に大切なのは、現場で活用できるスキル・知識です。
本記事で解説するスキル・知識を習得できれば、データエンジニアへの転職を成功できるだけでなく、その後のキャリアでも悩まなくなります。
データエンジニアを通過点とし、キャリアアップを積み上げたい人は、以下のスキル・知識を習得しましょう。
- プログラミングスキル
- 分散処理のスキル
- データ分析の知識
- データベースの知識
- クラウド・インフラの知識
プログラミングスキル
データエンジニアは名前のとおり、データを整理・加工し、プログラムを作成する仕事を担います。その際、以下の基本的なプログラミングスキルが必要です。
- Python
- R言語
- Java
- Scala
紹介した言語は、データ処理と分析に活用されており、データパイプラインの構築をおこうなうスキルとして欠かせません。
分散処理のスキル
分散処理とは、複数のコンピュータで役割を分けて同時に処理を進める仕組みです。
分散処理スキルの中でも、Hadoopの理解と、HBase・Hive・Pigなどのツールを使いこなせる技術が求められます。また、リアルタイムデータ処理をするためにSparkの理解も重要です。
データエンジニアは、HadoopとSparkの両方を適切に使い分けるスキルを身につける必要があります。
データ分析の知識
データエンジニアには、データ分析の基盤を作り、データの探索、事前処理、クレンジングなどのスキルが求められます。特に、統計学の基礎と機械学習の基本アルゴリズムの理解が必要です。
なぜなら、データサイエンティストとの円滑な協働作業に欠かせないからです。
データベースの知識
データベースの設計・最適化・管理などの知識は、目的に応じてデータ抽出・分析する際に欠かせません。その際、以下4つの知識が特に重要です。
- SQLのデータベース言語への知識
- データウェアハウスに関する知識
- データベースを扱うスキル(Oracle Database、MySQLなど)
- NoSQLデータベース(MongoDB、Cassandraなど)の知識
クラウド・インフラの知識
データエンジニアがデータ分析をする基盤構築では、社内のITインフラ以外に、クラウドサービスも利用します。
その際、クラウドやネットワークでの仮想環境構築、サーバーの設計・構築・運用に関する知識が必要です。
- セキュリティ設定
- データストレージ
- 計算リソースの管理
- クラウドサービスの知識(AWSやGoogle Cloud Platformなど)
データエンジニアになるには?転職ロードマップ

データエンジニアを目指す際、資格やスキルを習得しても、正しい転職ロードマップを知らないと現状維持が続いてしまいます。
一方、正しい流れを理解していると、難易度の低い資格やスキルでも転職できます。
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データエンジニアに転職する最短ロードマップは以下ですが、具体的な行動や手順を知り、最短最速で結果を出したい人は、Tech Frontierで学びましょう。
- データエンジニアになる目的を明確にする
- データエンジニアの全体像を理解する
- 正しいプログラミング・データ処理の学習方法を知る
- データ基盤とクラウドの理解を深める
- 実際の課題をもとに成果物を作る
- 不足しているスキルを学習する
- 転職活動を始める
データエンジニアの求人例


転職媒体dodaが掲載している情報では、データエンジニアに関する以下のような求人がピックアップされています。(2026年1月時点)




データエンジニアの年収は、求人を見ると500万円〜1,000万円前後であるケースが多くあります。
日本の平均年収は、478万円のため、データエンジニアの平均年収は高年収の水準です。(国税庁 令和6年分民間給与実態統計調査結果について)
データエンジニアに転職し、スキルを磨き続ければ、年収1,000万円以上も目指せます。
データエンジニアの資格は転職活動で役立つ!


本記事では、データエンジニアの資格やスキル、転職ロードマップについて解説しました。



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データエンジニアの資格によくある質問と回答


データエンジニアの資格によくある質問について回答していきます。
データエンジニアの平均年収は?
データエンジニアの平均年収は、20代が362万円、30代が512万円、40代が646万円、50代が688万円です。(参照元:職業情報提供サイト job tag)
データエンジニアは未経験でも転職できる?
新卒採用、第二新卒採用であれば可能です。転職の場合は、実践で活用できるスキルや資格が求められます。
データエンジニアはやめとけと言われる理由は?
データエンジニアはやめとけと言われる理由は、「多岐にわたる高度なスキル」「キャリアアップの懸念」「地道な作業」などが噂されています。


データエンジニアはつまらない?
目的を持たず、「とりあえずやっている」という人にとってはつまらないと感じやすいでしょう。一方、目的を明確に持って行動していれば、やりがいを感じられます。
データエンジニアに向いている人は?
データエンジニアに向いている人は、「論理的思考力」「忍耐力」「コミュニケーション力」「IT業界への興味・関心」などがある人です。
データエンジニアに必須なスキルは?
「プログラミングスキル」「分散処理のスキル」「データ分析の知識」「データベースの知識」「クラウド・インフラの知識」などのスキルは求められます。










